帰国子女アカデミー(KA)
いわずとしれた、帰国子女アカデミー、通称KA。帰国子女受験において避けては通れない英語塾。ほとんどの帰国子女受験の合格者がここに通っている。近年帰国子女受験におけるレベルが上がってきているのは、このKAによるものだと勝手に思っています。
なにがすごいのかというと、やはり、徹底的な英語受験に対する、対策というところでしょうか。海外生活が長く、英語がいくら流暢に話せて読める生徒でも、ただえそれだけでは帰国子女入試に受かることができないことが多いです。特に帰国子女受験では英語でのエッセーを書かせる学校が多いですが、エッセーでは、書き方の組み立てというのがきっちり決まっており、その書き方をみっちり仕込まれます。
また、ボキャブラリーなんかは私の知らないような単語をやってたりとかなりのハイレベル。
長女、長男ともに小5から通っていましたが、タイのインターで3年学んだ英語力では、ついていくのが大変だったようです。クラスには、アメリカ5年、7年とかいう人もいたりして、日本語より英語のほうが得意という人たちもいた模様。ときどき帰りにKAまで迎えにいったが、帰り際に友達と連れ立って英語で話をしながら帰る人たちもいて、英語のレベルの高さを実感(しかも私は聞き取れていない!)
小6になると、KAATテストというのが行われます。Listning, Reading, Vocaburary, Grammar, Writingの5項目による評価があり、志望校のガイドラインに対してどのレベルかという自身の立ち位置を知ることができます。
KAATテスト結果
2019-20年(長女の受験のとき)
KAAT1/KAAT2/KAAT3/KAAT4
長女 36%/46%/48%/56%
SFC 60%/65%/70%/75%
2021-2022年(長男の受験の時)
KAAT1/KAAT2/KAAT3
長男 38%/52%/55%
SFC 55%/63%/70%
回を重ねるごとに上がってきてはいますが、最終のKAATテストも、さほど素晴らしい成績ではなく、SFCのガイドラインに対して下回っていました。上記はトータルの成績で、個別の成績はここには挙げてませんが、二人ともVocabraryとWrittingは最初と最後で非常に伸びていました。ほかの科目の出来にもよるとは思いますが、これくらいのレベルでもSFCの合格可能性はあるようです。