入試過去問

 受験対策として過去問を解いてみるっていうのは、普通に皆さんされると思いますが、あまり早く始めるのはよくないようです。日能研からいわれていたのは、6年の夏休みに家庭で学習する宿題みたいなのがあったのですが、それをやることで一通りの単元の復習ができるので、それが終わった人から過去問を解いていきましょうという感じでした。かなりの分量なので、8月末にはみんな終わってなくて、9月、10月くらいにおわってそこから過去問を解き始める感じ。まだ、いろんなことが身についてないうちにやってしまうと、解けなくてショックを受けたり、必要のない焦りを感じてしまったりして逆効果となる場合もあるようです。

 過去問をやるときは、きっちり時間を計って、時間配分も含めて本番と同様に実施することをお勧めします。初めのうちは、時間内に最後の問題まで到達しない、なんてこともあると思いますが、何回かやっているうちに、だいたいの配分を考えて解き進めることにも慣れてくると思います。ほとんどの人が正解するような、確実に取らないといけない問題、ほとんどの人が解けないであろう捨て問題、そういったものも自分で判断して、限られた時間のなかで、最後の問題まで到達し、取れる点数は確実にとっていくというところを何度か訓練しておくと、本番でも焦らずに臨めるのではないかと思います。また、学校によって出題される傾向があるので、そういった傾向をつかんで重点的に準備しておくということも重要だと思います。

 帰国子女入試の場合、書店で売っているような普通の過去問集には、過去問が載っていない場合があるので、学校によっては過去問を手に入れるには学校の事務所で購入しないといけない学校もあります。なので、学校見学や学校説明会で訪れる機会があれば、その際に購入しておいたほうがよいと思います。洗足女子中学や聖光学院などは、たしか事務所で購入した記憶があります。一方で、ホームページ等で公開している学校などもあるので、要チェック。ちなみに、SFCの過去問は、帰国子女入試も、一般入試も英語も含めて同じらしいので、普通の過去問集でも入手可能です。中学受験の過去問集でメジャーなのは「声の教育社」シリーズでしょうか。また、郵送でSFCの事務所に申し込めは1年分(入試の時にあまったもの)をもらえるようです。

 ※私の過去の記憶で書いていますので、最新の情報は各学校のホームページ等で確認ください。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です