中学受験漫画「2月の勝者」
漫画が原作で、ドラマにもなったので知っている方も多いであろう。この中で出てきているのが、Phenixと桜花ゼミナールという塾であるが、Phenixはまさに、SAPIXをモデルにした塾、そして桜花ゼミナールは日能研っぽいかなと思ったが、こちらは違うかも。
中学受験を塾側からの目線で描いている。長男の受験の始まる前の9月~12月の間にドラマで放映されており、子供と毎週見ながら、あるよねー。こういうこと、と言いながら見ていました。漫画の中でもいろいろと名言がでてきます。
君たちが合格できたのは、父親の「経済力」そして、母親の「狂気」
第1巻第1講
→いまや共働きの家庭もおおいので、経済力は父親だけには限りませんが、母親の狂気には同感しました。我が家でもすさまじかったです。
中学受験は課金ゲームです
第2巻15講
→春期講習、夏期講習、冬期講習に直前のカウントダウン講座、志望校別講座などなど、通常の授業にプラスしてお金がかかる講座、講習がたくさん。しかし、頭がスポンジのように柔らかい小学生には、やればやるほど伸びるので、まさに、課金ゲームのような感じ。お金をかければかけるほどパワーアップしていく。
夫婦の意見が一致してないと中学受験は失敗する
2巻第14講
→方針は両親でしっかり話し合ってぶれないように。。。ここがぶれると子供はどうしていいかわからなくなってしまう。
夏期講習は学力を上げる最後のチャンス
第3巻27講
→夏期講習は結果を分ける天王山。ここでしっかりと課題をこなすことで秋以降の成績を上げることができる。
夏の成果は9月には出ません
6巻第50講
→夏休みは天王山。ただ、そこで頑張った成果は、直後の模試では結果として出てこない。学んだ内容のひとつひとつの点がだんだんとつながってきて、線になり、面になり、関連性をもってつながってきて、自分の中に消化されていく。それには3ヶ月くらいかかると思っています。これは35年前に私が中学受験したときから同じことを言われています。
2月1日の本番その日まで、学力は伸びます
第7巻62講
→これもその通りだなーと思ってわが子をみていました。年明けから過去問を次々と問いていき、特に得意の算数はどんどん伸びていったのではないかと感じています。
中学受験での途中脱落は受験生本人よりも、親のほうが先に根を上げる
第7巻59講
3回のクライシス、受験生本人ではなく、保護者の精神面のクライシス
第10巻81講
→これも実感します。受験が近づいてくると、突きつけられる理想と現実の差分、親が焦る心とは裏腹に、へらへらしている子供。。。親の精神面のクライシスが、、、何度かやってきます。
待つことが親の仕事
第11巻95講
→焦る気持ちを抑えて、子供の成長を見守る。分かっていてもできないもんだ。あれこれ口出しをしてしまう。そして意見が合わず大喧嘩。
いつになったら本気モードになるのかって、2月1日にやっと本気になることか沢山いますよー
第12巻103講
→帰国子女入試の場合は、早いところでは11月から試験が始まるので、2月1日でやっと本気になるとかはなかったです。ただ、長男の受験の際は、滑り止め校は受かっていて順調かなと思っていましたが、チャレンジ校に立て続けに落ちたときは、ちょっとこれでイカンと意識がかわったような感じでした。(これを半年前くらいからやってほしかった。)
受験といってもやはり11歳、12歳の子供なので、まだまだ先を見越して準備しておくということが難しいのかなと思います。直前になって、4年生にもどりたいーとか、時間がないーとか叫んだりもしてました。
学校はなるべくやすませない。
13巻108講
その通りだと思う。家にいても、ソファーでダラダラしているのを見ると、つい怒鳴ってしまう。長女の時は試験日以外は休まず登校。しかし、長男の時はオミクロン株の流行もあり、感染したり、濃厚接触者になると受験もできなくなる可能性もあったため、試験期間中の2週間は、学校は休ませました。両親も自宅でテレワークなので、いろいろ大変。
などなど、中学受験に関する「あるある」、名言、親の心得などがでてきますので、是非一読を。